本州最西端の山口県は、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」やその地下に広がる「秋芳洞」、断崖の絶景が見られる「青海島」といった自然が作り出した観光地をはじめ、吉田松陰が多くの逸材を輩出した「松下村塾」や日本最古の天満宮「防府天満宮」などの歴史を感じる場所、「錦帯橋」や「瑠璃光寺五重塔」といった職人の技が光るスポットなど、見どころがたくさん。
一度は訪れたい絶景の地、角島大橋
メディアやSNSで紹介されて話題となり、今では多くの人が一度はその絶景を見てみたいと憧れを抱く観光スポットとなった角島大橋(つのしまおおはし)。
全長は1,780mもあり、本土~角島を無料で渡ることができます。
エメラルドグリーンから徐々にコバルトブルーへと変化していくグラデーションの海はまさに絶景で、あまりの美しさに感動の嵐を呼びます。
下関に訪れるのなら、ぜひとも心に刻みたい景色です。
山口県下関市豊北町神田~角島
下関駅南口交通広場(高速バスのりば南A)で下車
下関屈指のパワースポット、赤間神宮
竜宮城をイメージした赤と白の美しい水天門が見どころの赤間神宮(あかまじんぐう)は、壇ノ浦の戦いに敗れた安徳天皇を祀る神社。
戦いに敗れた安徳天皇が壇ノ浦の流れに入水して亡くなる際、一緒に入水した祖母が「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも 都ありとは(意:海の底にも都があります)」と詠み、安徳天皇を慰めたことに由来して、煌びやかな都がイメージできるよう竜宮造りで門を作ったとされています。
由来を知ることで観光にも深みが増して、水天門の美しさがより心の琴線に触れるのではないでしょうか。
山口県下関市阿弥陀寺町4-1
下関駅南口交通広場(高速バスのりば南A)で下車
美味しくて楽しいスポット、唐戸市場
唐戸市場(からといちば)は、フク(下関では、「フグ」を濁さず「フク」と呼びます。)をはじめとした下関の美味しい魚が食べられる大人気スポット。
1貫100円~500円程のお寿司の中から好きなネタを選んで好きなだけパックに詰めていくお寿司バイキングが唐戸市場の定番となっていますが、もちろん海鮮丼や刺身なども味わうことができます。
市場で購入した食べ物などは市場を見渡せる場所で食べることができ、活気のあふれたシチュエーションにワクワクすること間違いなしです。
山口県下関市唐戸町5-50
下関駅南口交通広場(高速バスのりば南A)で下車
旧下関英国領事館で貴重な体験を
旧下関英国領事館は日本に現存する最古の領事館建築(1906年に建設)として有名で、1999年には国の重要文化財にも指定されました。
1階には英国雑貨や公式キャラクターとなったピーターラビットのグッズを購入できるショップがあり、2階にあるカフェ・パプのtearoom LiZでは本格的なアフタヌーンティーや英国ビールなどを堪能することができます。
英国様式の中庭や展示室などもあり、当時の領事館の雰囲気を満喫するという、ここならではの貴重な体験をすることができます。
山口県下関市唐戸町4-11
下関駅南口交通広場(高速バスのりば南A)で下車
巌流島で関門海峡の雄大な景色を
関門海峡に浮かぶ巌流島(がんりゅうじま)は、下関観光で外せない定番スポットのひとつ。
唐戸桟橋から直行便(巌流島連絡船)に乗船し、約10分で上陸することができます。
正式名称は船島ですが、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘し、敗れた佐々木小次郎の流儀「巌流」をとって巌流島と呼ばれるようになりました。
現在は大部分が公園として整備されており、人工海浜や多目的広場なども設けられています。
歴史の舞台となった地に立ち、はるか昔の決闘に思いを馳せ、潮風を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。
山口県下関市大字彦島字船島648
下関駅南口交通広場(高速バスのりば南A)で下車
海底を歩いて渡る!?関門トンネル人道
関門トンネル人道(かんもんとんねるじんどう)は、21年もの年月をかけて完成した本州(山口県下関市)と九州(福岡県北九州市門司)を徒歩10~15分で渡ることができる歩行者用海底トンネルです。
トンネルの真ん中あたりまで歩くと山口県と福岡県の県境の標識が見えてきますが、これが珍しい海底の標識として有名となっています。
下関側と門司側の双方にあるスタンプを押せば、関門TOPPA!記念証がもらえますので、不思議な経験の記念としてぜひGETしてください。
山口県下関市みもすそ川町1
下関駅南口交通広場(高速バスのりば南A)で下車